まずはこちらをご覧ください。

振り込まれる残高はありません…???

ちなみにいつもはこんな感じです。

みんな嬉しい安心の14日周期♪

一瞬何が起こったかわかりませんが…どうやら【引当金】なるものが発生している模様。これ、直前に現金キャッシュ無かったら死活問題じゃなかろうか。


手数料だけならまだしも、すでに入金確定分まで保留してしまうのはさすがAmazon様…いろいろ申し立てたいことが山ほどありますが、そんな気持ちじゃAmazon様の土俵を借りることもかなわない。

賢明なAmazonセラーさんには私と同じような道を歩んでほしくないため、原因と対策を書いていきます
( ^^) _旦~~


そもそもなんで売り上げがあるのに引当金=Amazonお金くれないの?

私の場合は執筆時点で月商2000万ほどありますのでおおむね800万円ほど振り込みがありませんでした。

残高の全額をAmazon様が保留する図

先ほども述べたように、Amazonは取るべき手数料をしっかりとりつつも、残高として残っていたものをしっかりとキープしています…

もちろんこれは
1、消費者に迷惑をかけていないか?
2、第三者にアカウントを乗っ取られていないか?
この二つを守るためにやっている行為というのはわかりますが。

3、(私たちAmazonは)損したくないし…
っていう部分もちょっとだけ含まれているんじゃないかと思ってしまいます笑

まずはこのような現象が起こる原因を列挙してみます。


・ お届け日に基づく支払い

お客様が購入したものの、まだ到着していない場合に引当金は発生します。本当に送ったかどうかわからないから、という部分はあるでしょう。ちなみに発生後7日間後に入金確定残高になるようです。入金まで最長14日+引当金7日+振込まで3~5営業日=最長で25日くらいかかる可能性もあることに留意。

・ 注文の配送待ち

上記とちょっと似ていますが、こちらは【商品説明やコンディションと間違いない商品を送っているか?】のチェックになります。規約上の保留日数は記載ありませんが、おそらく次回に持ち越されるかなといった所。新規アカウントの場合は結構発生するかも?=信用がないため。新規でやる場合はルールを守るのは当然のこと、しばらく入金がない可能性も視野に入れましょう。

・ Amazonマーケットプレイス保証申請

簡単にいえば保証上の返金です。Amazonは独自に返金基準を設けており、出品者はAmazonの返金規約に同意したうえで出品しています。(半ば強制ですけど、契約上は承認しているはずです。)
ゆえに保証申請があれば購入者が悪質なクレーマー、場合によっては詐欺師の可能性があれども保証上はどうしても引当金が発生する場合もあります。規約上の日数は15日以上となっていますので、高額かつ薄利商品がメインの場合は注意していきましょう。利益5%だと20個中1個保証申請でギリギリになってしまいますので。

・ 払い戻し(チャージバック)

こちらも返金になります。上記と似ていますが、チャージバックに関しては自ら任意で返金する場合もあるということ。Amazon保証申請はほぼ強制的ですからね。入金を超えるチャージバックが発生した場合は当然引当金保留されるはず。そういう状況になったことはありませんが。規約上の引き当て日数はありませんが、基本的には残高が復活すれば自然と解消するはず。

・ パフォーマンス

いわゆる【Amazonからみたセラーへの信頼度(スコア)】です。例えば2日以内の出荷をすると明記しているにも関わらず届かないとか、Amazonが望む返品率を下回ってしまうとか、そういう場合は引当金として保留されてしまいます。ここでやっかいなのは、お客様都合のクレームでもパフォーマンスは下がってしまう場合があるという事。特に新規セラーの場合、数件しか販売していない状況下でいきなりクレームが入ると厳しい目で見られてしまうことになります。(そういったケースの場合は自分で解決せず、直ちにAmazonへクレーム内容を報告のうえ指示を仰ぐことを推奨します)
ここで引当金が発生するレベルになってしまうと最長90日くらい入金凍結してしまう場合もあるようなので、特に新規の場合は注意してください。

・ アカウントの確認

ここはベテランセラーでも非常に盲点なので注意してほしい項目。
アカウントの確認は主に
1、銀行口座違い(口座情報間違い)
2、クレジットカード違い(期限切れ)
この2つが起こりやすい。
問題なくまっとうに運営していたとしても、ここが間違ってしまうとただちに保留されてしまい、14日以上入金がストップすることに…

感づいたかもしれませんが、私が入金ストップしてしまったのはこの項目。
クレジットカードの期限が切れたままにしており、かつ更新していなかったから…もちろん私が悪いのですが、アラートもなくいきなり引当金=14日以上入金凍結になるのは痛恨の極みです…!!!
(ノД`)・゜・。

引当金になっても(一応)解決策はある…!

弊社のような零細企業であれば内部留保=会社にお金を貯めるよりも稼げるモノに投資し続けるでしょ!→つまりは余分なお金がない場合もありますよね。
特に創設したばかりや成長期であれば顕著に余裕残高がないはず。
そんな状況下で14日以上資金がストップしたら…怖いですよね。
(実際にストップされてますし。苦笑)

そこで一応、【引当金を請求する方法】というものがあります。
この機会に私が調べてみたので参考に。


1、振り込みリクエストをする

調べてびっくりしたのですが、アカウントが若い(最近開設した)場合は【ペイメント】項目を選択すると【振込リクエスト】というボタンがあるらしい。

え、このボタンみたことないんだけど…

このボタンを使えば14日周期どころか最短1日(24時間)周期で申請することが可能であるらしい。もちろん引当金はまた別の話になりますが、売り上げ残高があれば毎度申請することも可能。すごい機能だ…ただ、先述しましたが比較的若いアカウント=2015年以降くらいのアカウントに備わったボタンらしいですね。私のアカウントは当然ありませんでした…(申請してみます)

2、急いで修正申告する

私のアカウントのような引当金扱い=クレジット情報や口座情報の不備の場合は【変更から最長24時間経過後の3日後】に振込リクエストできるようになる、かもしれない。Amazon規約上はそのように記載があります。

これを読む限りでは修正後から3日経過後に振り込みがスタートされるのではないかと。この件についてAmazonへ相談したところ
・変更確認が取れ次第、3日間の猶予をもって振り込みを開始する
・ただし、確約はできません
確約できないんかい!というツッコミはさておき、できるだけ早く更新し、Amazonへ相談するとともに3日首を長くして待っていれば可能性はあります。

対策は簡単で、口座を安易に変えない・クレジットは切り替わる前に切り替える、というだけ。クレジットはほんと罠なので…(それでも半年くらいは猶予あるはずですが、登録情報なんて普段見ないと思うので…)

3、アカウントに問題がある場合は早急に対策する

Amazon物販にはいろんなノウハウがありますが、正直な話、グレーなノウハウがあったりします。私自身はそういうものを推奨することはないのですが、推奨する側も実践する側も知らずにやっている場合はある。

例えばフリマやオークションで仕入れたモノを堂々と新品で売るノウハウ。結構ありふれたノウハウであり、今でも実践しているセラーが多いほうのノウハウだと思うのですが、いざとなったときに正規品証明しにくいもろ刃のノウハウです。確かに新品と表記があるものを仕入れとして購入したかもしれませんし、本当に新品で正規品である場合がほとんどだと思いますが、もし追求された場合、たどったうえで正規品と立証できる数はどれほどあるのだろうか?という話。

こういう場合は引当金が~とかAmazonいきなり停止してきた~とかいう前に、まずはAmazon上で販売するルールとリスクを考えてやっていくべき。そのうえでできる対策をしていく。

Amazonが重要視している項目としては
・注文不良率
・返品不満足度
・出荷遅延率
・返金率
・24時間以内にAmazon内の自分に届いたメールに回答・対処(主に調査案件)

この辺をまっとうにやっていく。FBA中心ならなお良し。
(弊社は自己出荷も結構ありますけどね)

対策できることはどんどんやっていきましょう。引当金・保留が発生する前に。

結局、Amazonというショッピングモールで販売させてもらっていることを忘れないことに尽きる

Amazon参入から5年ほど経ちましたが、度重なるAmazon規約変更に振り回されることもしばしば。たとえ商品自体に問題があっても販売者としての責任はいつも付きまといます。手数料だって高い。億単位で払ってますから。
それらをひっくるめたとしても、やはりAmazon。どんな人でもちゃんとやれば結果がでるプラットフォームであり、伸ばす気になればどこまでも伸びていく伸びしろもあります。次世代にもマッチした素晴らしいモールです。
そこを間借りしていることを忘れずにやっていくこと。これが基本ルールです。

ただ、今回の私のようにちょっとしたことでキャッシュフローがピンチになる場合もあるはず。そのようなことがないよう、ここに書き留めました。

皆さんのAmazon販売ライフを応援します
(∩´∀`)∩

PS
一昔前なら完全に詰んでた…資金繰りには気を付けましょう
( ^^) _旦~~